■“一風変わった”体験型ツアー
同じ渋谷では一風変わった「体験型」のツアーも行われていました。
外国人観光客がスマートフォン片手に入って行った場所。実は、公衆トイレです。
渋谷区には、安藤忠雄氏や隈研吾氏といった有名建築家が手掛けた個性的な公衆トイレがいくつも設置されています。
そこに目を付けた観光協会がAIを活用した乗車サービスを展開する企業と手を組み、先月から外国人観光客を主なターゲットにトイレをぐるりと巡るツアーを始めました。
渋谷区観光協会 西祐美子マネージャー
「(トイレは)『暗い』『汚い』『くさい』『怖い』って『4K』があるところからスタートして、これを払拭しようと始まった。トイレを見ながら、渋谷の街も楽しんでいただきながら、駅周辺だけではない渋谷区というのを楽しんでもらえるツアーを組みました」
ツアーのお値段は1人4950円。参加した外国人の反応は?
■ツアー参加者「幸せな気持ちになる」
フランスから ツアー参加者(53)
「私がこれまでいたフランスやアメリカとは違い、東京のトイレは幸せな気持ちになれる。どれも驚くほど清潔で、とても安全。しかも、一つひとつが違う。訪れるたびに新しい発見があります」
コロナ前を上回る、過去最多の外国人観光客が訪れている日本。こうした「体験型」の広がりが、さらに人を呼び込むかもしれません。
(「グッド!モーニング」2024年4月25日放送分より)