ハンセン病の回復者やその家族などで構成する沖縄県の協議会は、ハンセン病への理解を深めてもらうシンポジウムを今年10月に開催します。
ハンセン病の回復者やその家族は1996年に廃止された国の誤った隔離政策の影響により、現在も差別や偏見を恐れて必要な支援を受けられない人がいます。8月14日に開かれた県ハンセン病問題解決推進協議会では、ハンセン病についての正しい理解が広がらず、回復者らが苦難を強いられてきた歴史や今後求められる支援について多くの人に知ってもらおうと、シンポジウムの開催を決めました。
▽沖縄ハンセン病回復者の会 平良仁雄共同代表:
「(ハンセン病のことを)僕は頭で受け止めるのではなくてハートで受け止めてほしい思います。いくら過去の問題であっても(理解を深めて)ごめんね、良かったねって抱きしめて喜ぶ、それがシンポジウムの狙いじゃないでしょうか」
ハンセン病についてのシンポジウムは、2024年10月18日に琉球新報ホールで開催される予定です。