和歌山県新宮市では、松明を持った男たちが一斉に参道を駆け下りる火祭り「御燈祭」が4年ぶりに行われました。
白装束に身を包んだ「上がり子」と呼ばれる男たち約1500人が集まり、ご神火から松明へ火を灯します。
新宮市の神倉神社で続くこの祭りは、神武天皇がこの地を訪れた際に松明の火で迎えた事が起源と言われていて、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
門が開かれると、「上がり子」たちは歓声をあげながら538段の石段を勢いよく駆け下りました。
新型コロナの影響でここ数年は神事のみ行われていましたが、ことしは4年ぶりの実施となりました。