気象庁は、新たに「台風13号」が発生したと発表しました。週末にかけて沖縄周辺に接近するおそれもあり、3連休に影響を与える可能性も出てきました。
10日夜、都内のかき氷店。
喜入友浩キャスター
「都内のかき氷店です。夜になっても大盛況、涼を求める人が集まっています」
ふんわりとした食感が魅力のかき氷に、濃厚なシロップとクリームをたっぷりと。
「おいしい」
こちらの店は今月1日にオープンしましたが、9月でも連日、満席の状態が続いているといいます。
「まだじめじめしてて暑いので、かき氷がちょうどいい。（Q.この気候とかき氷の相性は）ばっちりです」
なかなか見えてこない“秋”の訪れ。福岡県太宰府市では、9月の観測史上最高となる36.8度まで気温が上昇。ことし52日目の猛暑日となり、国内の最多記録を更新しました。
「だめですね、暑くて。冷たいものが食べたくなっちゃいます」
厳しい暑さが続くなか、独自の対策を続ける自治体も。
品川区 柏原敦区長室長
「こちらが熱中症対策の水になります」
東京・品川区では“緊急の熱中症対策”として、先月から区の施設で飲料水や冷却パックなどの配布を行っています。
子ども
「冷たくておいしかった」
品川区 柏原敦区長室長
「今年の夏は猛暑日が例年よりも多いというところもあり、災害級の猛暑だと捉えています。少しでも暑いなと思ったら、遠慮なく使っていただきたい」
クリスマスシーズンに欠かせない果物にも影響が出そうです。その果物とは…イチゴ。福岡県広川町では、イチゴの苗の一部が枯れました。
イチゴ農家 石川雄一さん
「こんなこと初めてです。（枯れた葉に）無駄に栄養をやりたくないので、手入れで葉っぱを取って管理していくしかない」
イチゴの苗はおよそ1万3000株。そのほとんどにこうした手入れが必要だといいます。それでも…
イチゴ農家 石川雄一さん
「（残暑が続くと）花芽の遅れが出る。年内の収量はどうしても落ちるかな」
10日、30℃以上の真夏日となったのは全国626地点で今月最多。35℃以上の猛暑日は90地点で、こちらも今月最多です。気が抜けない“真夏の暑さ”は、しばらく続くとみられています。さらに…
気温が上がった影響などで、10日は各地で大気の状態が不安定になりました。福岡市博多区では1時間に15.5ミリの雨を記録。三重県紀北町では1時間に74.5ミリの非常に激しい雨が降りました。
ダブル台風にも注意が必要です。マリアナ諸島付近の熱帯低気圧が10日夜、台風13号になりました。沖縄付近にも別の熱帯低気圧があり、こちらも11日朝までに台風になる予想です。
今週土曜日からは3連休ですが、西日本や沖縄は台風の影響を受ける可能性があるほか、台風から離れた場所でも局地的に大雨が降る恐れがあり、注意が必要です。
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